うつ

[うつの初期症状]

うつの初期症状について知っておくことが役立ちます。
代表的なものに、食欲不振(場合によって増加)、睡眠障害をあげることができます。
 
まず、食欲不振ですが、うつでは一般に食欲不振となります。一ヶ月に数キロ体重が減る場合もありますので、注意が必要です。何を食べても美味しくなく、無理やり口に入れているといった状態になります。逆に食欲が増大する場合もあり、甘いものをたくさん食べてしまうようなケースが代表的です。
次に睡眠障害ですが、不眠はもちろんのこと、逆に寝すぎてしまう場合も含まれます(不眠の場合より少ない)。 いろいろな種類の睡眠障害がありますが、特に早朝に目がさめるのは、うつの典型的症状です。夜に寝つきが悪く十分に眠れない場合には、日中に寝てしまい、仕事等に支障が出ます。 食欲も睡眠も人間の生活の基本中の基本です。その部分が狂ってくるとイライラしたり、考えがまとまらなくなったり、とだんだん他のところまで悪影響が出てきます。
初期の段階での注意が必要です。
認知行動療法は、初期〜中程度のうつに効果的です。
 
うつの人に、もっと頑張るように言ってしまうことがあります。言った人にとっては何気ない一言だったとしても、うつ状態では自分の無能さを指摘されたように感じてしまい、限度を超えるまで努力を続けようとする厄介な面があり注意が必要です。

 

 

[うつと適応障害]   

うつは特にはっきりした体の病気もないのに、体も心も調子が悪く、日常生活に支障をきたすものです。このようにストレスがきっかけとなって発症することが多い点では以下の適応障害と似ていますが、原因が明らかでなくても起こることがあるという点で異なります。  

 

適応障害は、入学、就職、病気、事件などの明確なストレス因子によって、うつ状態や不安状態などが引き起こされるもの、とされています。つまり、明らかなストレス要因があり、それに対する直接的な反応として、精神的に具合が悪くなっている状態が適応障害です。このため、心の状態を回復させるには、原因となっているストレス因子を取り除くことが必要とされます。

 

[うつと躁うつ]

うつも躁うつも気分障害に分類されています。しかしながら、別のものとして扱われています。普通のうつは、”単極性うつ”(うつの症状のみ)。躁うつは、躁(ハイ状態)とうつ(ロー状態)を繰り返すものです。最近は「双極性障害」と呼ばれます。

躁うつ病がうつ病と同じもののように思える理由は、躁うつ病のうつ状態がうつの症状に似ているためです。うつと躁うつの違いは、躁状態の存在によります。    躁うつで、躁とうつを繰り返すといっても、境目がはっきりしてる人とそうでない人がいますし、症状や周期も人によっていろいろです。躁とうつの期間もさまざまですが、一般に躁の方が短いとされています。


原因の違い
うつ病はストレスなど社会的環境的要因が大きいのに対し、躁うつでは遺伝的要因が大きく影響していると言われています。


症状の違い 睡眠障害の症状を除いて大体同じです。うつ病では不眠が圧倒的に多いのですが、躁うつのうつ状態では、過眠も多く見られます。躁うつで”睡眠時間が少なくても元気”という場合は、不眠というよりは躁の前兆である可能性が高いようです。

 

罹患率
うつ病は5人に1人といわれるほど一般的な病気ですが、躁うつ病は100人に1人くらいといわれています。

 

 

[気分変調性障害]  

うつほど深刻ではないが、いつもゆううつな気分にさいなまれる。うつとの区別が難しいが、うつとの相違点は、活発で運動量も普通で性格的には神経質、ヒステリー性格、症状は、作業能力の低下は認めず、自責傾向はない等があげられます。

 

気分変調性障害は、通常 気分が良好といえる期間が数日から数週間ありますが、ほとんどの期間は、抑うつ気分、疲労感を感じています。 何をやるにも努力を要し、楽しい事など何もないと感じています。 

 

日常生活において、必要なことは何とかやっていける程度の状態です。  

 

[自分を追いつめる]

うつ自体が、真面目な性格の人に発症しやすい病気なのですが、その役割意識から無理をして頑張ろうとしますが、それが挫折の原因ともなります。真面目だからこそ自責の念にかられることも多く、 こういった仕組みは一般の人には理解されにくいため、周囲からは注意を受けたり、もっと頑張るように言われたりすることがあります。  

 

これは例えれば、加熱したエンジンをさらに高速でふかすようなもので、うつがオーバーヒートになるかもしれない状態であるとも言えます。  

 

言った人にとっては何気ない一言だったとしても、うつ状態にあると、自分の無能さを指摘されたように感じてしまい、限度を超えるまで努力を続けようとする面があります。  

 

[中高年のうつ]

中高年の男性は、家庭でも職場でも責任が重くなる時期にあたり、そのストレスからうつ病になりやすい時期だと言われています。  

 

うつ病発症の原因は様々ありますが、中高年の男性の場合は、仕事上の失敗・再就職・定年・失業などの仕事に関することが一番多いです。仕事で失敗したことで落ち込んでやる気が出なくなったり、失業によって今後の生活や老後の準備に不安がつのり、うつ状態に陥っていきますので、注意が必要です。

 

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