認知行動療法とは?

認知行動療法は、現在、広く注目され活用され、世界的に強いインパクトを与えているアプローチです。 

 

認知行動療法は、1970年代に米国のアーロン・T・ベック博士が、うつ病に対して開発したもので、現在、心理療法の世界標準とも言えるものとなっております。

   

認知行動療法は、薬による治療と同等以上の効果があることが、世界中のエビデンスで確認されております。 認知行動療法について簡単に説明いたします。

 

人間の頭の中では、思考と感情のサイクルが存在しており、これらが行動に影響を与えます。 一言で表現しますと、思考と感情のサイクルが悪い状態が”うつ”をはじめとする諸々の心の問題に対応します(もちろん身体的な影響がある場合もありますので、これだけに限定されるものではありませんが)。  あるネガティブな思考が悪い感情を生み出し、この悪い感情がさらに良くない思考を生み出す、またこの思考が・・・ といった具合に、思考と感情のサイクルがどんどん悪化していくのです。

 

認知行動療法は、思考、感情における認知の歪みを心理的に修正していくことで、悪いサイクルを改善する、また、逆に行動を改善することで、結果として思考と感情のサイクルが改善される、というものです。 原因の改善が行動の改善に、行動の改善が原因の改善にということになります。

 

認知行動療法のすごいところは、元々の考え方が情報処理にベースがあることです。 薬と同等以上の効果が出る心理療法は、このように人類の英知としての多くの科学分野に支えられたものでなければならず、また、それが故に、世界的に広く使用されているのです。

 

そもそも、複雑な人間の心の構造を考えれば、情報処理のようなモデルでなければ、その治療の構造がモデル化されるはずもないのです(薬のように、脳の神経細胞に一様に行き渡るだけのことで、はたしてどこまで治療がなされるのか?? 例えですが、機械で、 一様に電圧を上げる、下げるだけの枠組みに対応しているようにも思えます) 人類が頭をしぼりにしぼり、現在考え得る最高の英知として、認知行動療法が存在しているのです。

 

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