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HRNは、アムネスティ・インターナショナル日本、日本キリスト教協議会フィリピン委員会と共催して、来日中のランディ・バニアガ・G・キナウッド弁護士(コルディレラ人権連盟事務局長)を講師に迎えて、フィリピンにおける超法規的殺害の問題について、報告会を開催しました。
最初に、HRNから、アロヨ政権下の政治的殺害の概略と、昨年来のフィリピン政府の対応、国連の対応、日本のNGOの活動と日本政府の対応などについて、簡単に説明したあと、キナウッド弁護士の講演を行いました。
キナウッド弁護士からは、
◆アロヨ政権が始まって以降、800人近い人権活動家・社会活動家が殺害されており、被害者は進歩的政党の党員、農民、先住民、教会関係者、法律家などあらゆるセクターに及んでいること
◆国軍は、様々な合法的な非武装の民間人の組織をフィリピン共産党と関連があるとして、リストアップし、攻撃の対象としていること、
◆キナウッド氏の活動しているコルディレラ地域では、政治的暗殺だけでなく、武装紛争に関連して国軍から民間人が攻撃を受けるケースや警察の反犯罪活動の最中に襲撃されるケースがあること
などが報告されました。
また、これに対し、恒久民衆法廷の取り組みや、国連の特別報告者等への要請活動についても報告されました。
質疑応答では、犯人はだれかと言う質問がなされ、キナウッド弁護士からは、フィリピン政府は、共産党の粛正説や、一般の犯罪にすぎないと反論しているが、誰が犯人であっても、政治的殺害を防ぎ、犯人を訴追するのは国家の義務であることを強調され、昨今の政治的殺害については、共産党の粛正というのは説得力がないと、説明がありました。
キナウッド弁護士からは、日本の市民の間でもこの問題に関心を高めて、調査を行ってほしい、そしてフィリピン政府へ働きかけをしてほしいとの要望が出されました。
HRNは、このような現地の要望に応えるべく、今後もフィリピンの人権問題をウォッチし、人権侵害を止めるための活動を行っていきたいと思います。
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